プロになることはオススメできない?木原直哉さんにポーカーの未来について聞いてみた

【木原直哉】北海道名寄市生まれ。東京大学卒。東京大学在学中には将棋部に所属しつつ、バックギャモンのプレーヤーとしても活動。その後プロポーカープレイヤーとなり、2012年のWSOPでPLOで日本人初の優勝を果たす。

今回は、15年以上プロポーカープレイヤーとして活躍し続けている誰もが知るレジェンド、木原直哉さんにポーカーの未来について詳しく聞いてみました。

これからプロポーカープレイヤーになりたい人、日本で賞金があるトーナメントに出場したい人は是非ご覧ください!

日本で賞金があるトーナメントは違法?

賞金の出所がプレイヤーの参加費から出ていないということをきっちりすれば、賞金が高くなることは法律的に全然問題ないです。

1,000万円までは賞金を出しても問題なくて、1,000万円を超えると別の法律が関わってくるのでダメですね。

東京フレンドパークとか見ていなかったですか?あれはダーツでパジェロが当たるんですよ。パジェロは1,000万円しないから出せるけど、フェラーリとかは1,000万円超えるから出せないです。

パジェロはまあ数百万円だから大丈夫なので企業とスポンサー契約で持ってきているんですよね。

今からポーカープロになることをおすすめできますか?

基本はおすすめできないです。自分はずっと10年以上前からおすすめできないと言い続けています。

どんなに強くても稼ぐ場がなかったら稼げないんですよ。それは絶対的な真理です。

例えば、以前私がプレイしていたバックギャモンは世界で3億人ぐらいのプレイヤーがいるんですね。2004年から2007年ぐらいまではバックギャモンのオンラインサイトで生活できた時期があったけれど、もう今はできないです。ノーレートはいくらでもありますけどね。お金かけて生活するという意味では今は全くできない。

バックギャモンのオンラインサイトは、最初からbotとの戦いで、取り締まる側とのいたちごっこを繰り返し、2007年頃からかなりbotが蔓延するようになり、結局2010年か2011年にサイトが無くなってしまいました。

botに聞きながらやるのは当然違反なのですが、そういう人が他のプレーヤーを食い尽くしてオンラインサイトは消えるわけではないです。プレイヤーが誰かと戦った時に、こいつbotではないかと常に疑心暗鬼になり、やらなくなっていく。それで潰れるんですよ。

最近ポーカーでもRTAが話題になっていて、それを使いながらプレイしたら勿論ダメですが、別のパソコンで起動させて少し入力するとかでしたら分かりようがない。

弱い人が使っていたらわかりやすいのですが、強い人がさらにツールを使っていたら分からない。結局そういう感じになってきているので、高いレートはどんどんなくなってきています。

今、中国人グループが身内でやっている数分で1,000万円、2,000万円動くような高いレートでは、必ずカメラをつけ、モニターと顔がしっかり映るようにリアルタイムでプレイしています。

我々は当然プレイできないですが、そういうのがあるくらいどんどんライブみたいな方向に進化しています。

そういう感じでプレイできなくなるので、「ポーカープロになります!」と言っても、いや食えなくなるよ?となりますね。

取材・文/三輪 歩夢

Author: wpadmin

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